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どのように配当金収入を増やしていけば良いのか
これから高配当株投資を始める方の中には、「資金が少ないところから投資始めて、どうやって配当金増やしていけば良いの?」と思われている方も多いのではないでしょうか。そういう方に参考になりそうな記事がありましたのでご紹介します。
配当長者の方の投資法
日本経済新聞に「配当長者になる道筋 2人の実践者がノウハウを伝授」という面白い記事がありました。記事に出ているのは、資産8億円超で年間配当額2000万円超のかんちさん(ハンドルネーム)と、増配銘柄に全力投資している配当太郎さんのお2人。
お2人の共通点は
・増収増益かつ、増配銘柄への投資
・可能な限り購入銘柄は保有し続ける
というものでした。
ここから言えるのは、業績が安定していない銘柄は、仮に今は配当利回り良くても、将来の減配リスクが高いので購入対象には入れない、ということですね。
分散投資か集中投資か
一方でお二人の投資方針で異なるところは、かんちさんは資産額別にやることを変え、分散投資を基本としているところ。
かんちさんの投資方針は以下の通り
・分散投資で高配当の増配銘柄購入し、資産1000万円の時点で30銘柄、資産3000万円の時点で100銘柄程度が目安
・銘柄選定は、PERとPBRを乗じた数値(ミックス係数)が15倍以下を基準
・「公募増資」や「社長の不祥事」と言った一過性の悪材料が出て株価が下がったタイミングを狙うという
・優待株も駆使して節約
一方配当太郎さんは、業績の確認が大変なので、資産額が小さい時は4銘柄程度、資産額増えても10銘柄への集中投資を推しています。
配当太郎さんの投資方針
・メガバンクや損害保険、総合商社、通信など、増配基調でかつ安定成長を続けている4業種の中でシェアが1位、2位の銘柄に投資
・最初に投資した4銘柄の株数を増やすことに専念。資産額が増えても10銘柄程度に抑える。
・配当金を増やす目標を年10%とすると、既に保有している銘柄による増配分で6%、配当金で3%、自己資金で新たに購入した銘柄の配当から1%というイメージ
かたや分散投資、かたや集中投資を勧めているという違いがあるのは面白いですね。
まとめ
分散投資は幅広く銘柄に投資するので1つ2つの銘柄が仮に減配やゼロ配当に転落しても、ポートフォリオ全体に与える影響は少ない、というメリットがあります。一方で分散している分、1つ2つの銘柄の株価が上がっても、資産額の上昇は限定になってしまいます。
集中投資の良いところは、配当太郎さんが言う通り業績確認が楽である他、1つの銘柄が株価上昇しただけでもポートフォリオ全体の資産額が増えるところです。一方で、集中投資している銘柄のうちの1つでも減配や無配転落、もしくは株価が大幅下落するとポートフォリオ全体に与える影響は大きいです。
私は、資産額が小さいときはある程度集中投資し、キャピタルゲインも狙い、資産額がある程度大きくなるにつれて(私の場合は今がその過渡期)、銘柄を増やして分散投資していくことで安定的な配当収入を得ていこうと考えています。
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