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株式投資初心者の方にお勧めの投資手法
株式投資をこれから始める方の中には、どの銘柄を買ってよいか分からないという方も多いのではないでしょうか?そんな方に私がおすすめするのはS&P500もしくは全世界株式(オールカントリー)のインデックスファンドへの積立投資と日本の割安高配当株投資です。
S&P500&全世界株式インデックスファンドへの積立投資をお勧めする理由
S&P500インデックスファンドとは、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数に連動する投資成果を目指した投資信託です。S&P500指数は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する株価指数で、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している500銘柄の時価総額を元に算出されます。米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしており、米国の市場動向を把握する上で重要な指標ですね。
オールカントリーインデックスファンドは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)という指数に連動した投資成果を目指すインデックスファンドです。MSCI ACWIは、2023年7月末時点で47の国・地域にまたがる2,934銘柄の株式で構成されています。
以下が初心者の方にS&P500もしくはオールカントリーインデックスファンドへの積立投資をお勧めする理由です。
①タイミングに関わらず何も考えずに毎月積立をし続けるだけで、誰でも一定の成果(市場平均)を収めること可能
②資産規模拡大には最適
③市場暴落時も安く投資信託を購入することになるので、株安の恩恵を被ること可能
一方で&P500もしくはオールカントリーインデックスファンドへの積立投資には以下のような欠点があります。
①市場平均程度の利回りしか期待できないため、あまり面白くない。
②売却しずらい(いつ売却して良いか判断が難しい)
③為替の影響受ける(円高に振れるとマイナス評価、円安に振れるとプラス評価)
まとめると、S&P500やオールカントリーインデックスファンドへの積立投資は短期間で資産が倍増するようなことはないけれど、簡単で、コストも低く、(過去のデータ見る限り)長期で見ると勝つ可能性がかなり高い手法です。
日本の高配当株投資をお勧めする理由
次に日本の高配当株投資をお勧めする理由についても説明します。
高配当株の魅力として以下のようなものがあります。
①毎年安定した配当収入がある。配当金は本当の意味での不労所得
②市場が暴落しても、配当はそれほど下がらない(株式購入した企業が減配しないことが前提)
③売却判断が比較的容易にできる(値上がりして利回りが落ちたタイミング、減配が決定したタイミング等で売却。ただ私は基本的に売却しません)
一方で、高配当株投資には次のような欠点もあります。
①どの銘柄をどのタイミングで購入するべきか判断が難しい
②株価の大幅な値上がりは期待しずらい(高配当する企業は、成長企業と言うよりは、事業が安定している老舗企業が多い)
③円の価値が下がると円ベースである日本の高配当株投資の価値も下がる
まとめると、配当金という不労所得が入り、仮に株式市場が暴落しても配当への影響はほとんどないという利点があります。一方で優良な高配当株の銘柄選定は簡単ではないし、大幅な株価上昇は期待できません(ただ長期で保有すれば株価が数倍になることはよくあります)。
インデックスファンドへの投資と高配当株投資を継続した結果
2013年に伊藤忠商事(証券コード:8001)の銘柄を買ったのが私にとっての初めての株式投資です。その後も、多くの銘柄に手を出してきましたが、多くの失敗を重ねた末、現在は米国S&P500のインデックスファンドへの投資と日本の割安高配当株投資の2本立てを基本的な投資方針としています。
私もかつては色々な株式に手を出しました。中小小型株、グロース株、米国ハイテク株、etc. ですが全て結果は芳しくなかったです。元々自分には株式の目利きの才能があるという根拠のない自信があり。上記の個別株に投資をしました。でもある日気が付きました。トータルリターンで見たら市場平均よりかなり下ではないか。。。S&P500の直近10年間の平均リターンは14.7%です。一方で私が個別に投資した銘柄の成績は年平均でマイナスでした。。結局素人の勘で投資するよりも、コツコツと愚直にインデックス投資するほうがよっぽど利益が大きいということに気が付きました。それで約3年前にS&P500とオールカントリーのインデックスファンドへの積立投資に切り替えたのです。
私のインデックスファンドへの積立投資と日本の高配当株投資の成績は以下の通りです。
2024年5月23日現在
S&P500およびオールカントリー投資信託 時価総額48,706,914円 投資額33,465,979円 評価損益+15,240,935円 (+45.5%)
S&P500に連動するeMAXIS Slim米国株式の過去3年の騰落率は+77.9%、オールカントリーのインデックスファンドの代表格であるeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の過去3年の騰落率は61.6%ですがこれは一括投資した場合の値上がり率であって、私は積立投資を行っているので+45.5%となっています。
私の日本の高配当株投資の成績は以下の通り。
2024年5月18日現在
日本高配当株 時価総額36,198,850円 投資額18,584,497円 評価損益17,614,353円 (+94.8%)
高配当株投資は日経平均がもっと低かった時期から行っているので、S&P500やオルカンインデックスファンドの成績よりも若干良い+94.8%です。
まとめ
インデックスファンドの単純な積立投資よりは、割安高配当株への投資の方が面白いのですが、確実に将来利益を上げるという意味ではインデックス投資に軍配が上がります。私のお勧めは両者のバランス(私は資産割合が1:1になるよう調整)を取りながら、インデックスファンドへの積立投資と日本高配当株への投資の両方を行うことです。
S&P500やオルカンインデックスファンドへの投資は米ドル建てです。一方で日本の高配当株投資は円建てです。つまり、S&P500やオルカンインデックスファンドへの投資と日本の高配当株投資を1:1の割合で行うと、米ドル建て投資と、円建て投資を1:1で行うことになります。そうすれば円安のメリット(円安になった場合はドル建てのインデックスファンドの資産額が円ベースで大きくなる。円高はその逆)も享受しつつ、円建て資産も半分持つことで、円高のリスクヘッジにもなります。
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