離婚したら保有株式はどうなるのか?

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離婚した際の保有株式の取り扱いはどうなるか?おすすめの方法は?

突然ですが、万一離婚した場合に婚姻期間中に取得した株式の取り扱いがどうなるかご存じでしょうか?日本では結婚後に購入した株式は「共同財産」とみなされ、夫婦の共有財産として分配されるのが原則です(結婚前に取得した株であれば、個人財産として扱われ、離婚時の配分対象になりません)。つまり離婚時の時価(その時点の市場価格)で算定され、株式自体を分けるか、売却して等分するか、もしくは片方(旦那か嫁のどちらか)が保有することになります。

その上で私の実体験に基づく、おすすめの取り扱い方法は、「銘柄選定した(旦那か嫁のどちらか)が離婚後も保有する」、です。

離婚時は、銘柄選定した人が保有し続けることをすすめる理由

運悪く離婚することになってしまった場合、株式を売却せずに、銘柄選定した人(旦那か嫁のどちらか)が株を保有し続けることを勧める理由は、(割安高配当銘柄であれば特に)離婚後も株式の価値は上がる可能性が高いし、配当も増え続ける可能性が高いからです!

それはどんな株を持っているかによるだろ!と突っ込みをいただきそうですが、それはその通りです。ただここで言いたいのは私も離婚経験者なので実体験から申し上げると、離婚時は財産分与含めて短時間で決めることになるケースがほとんどなので、拙速に保有株を売却してそこで得た資金をお互いに分配するには適切なタイミングでない場合が多いという話です。離婚というそれだけで大きなエネルギーを費やすイベントがあるので、そして多くの人はそれだけでぐったりするので(私もそうでした)、保有株式の取り扱いにそこまで労力を費やす余裕がない、冷静な判断をする余裕がない場合が多いのではないでしょうか。ですのであらかじめ万一離婚することになった場合に備えて、株式は売却せずに銘柄選定した片方(旦那か嫁のどちらか)がもっておくと決めておくのが良い、と私は考えます。

例えば私のケースですが、2013年に私の意志で伊藤忠商事の株式500株を1,035円で購入しました。そしてその後2013年4月に離婚することになり(がーん)、その時点での株価が1,200円程度500株で60万円程度の時価でした。私たちの場合、離婚時の保有株式約60万円を(銘柄選定した)私が保有しつづけることにしましたが、私は2024年10月現在でも伊藤忠商事の株式500株を持ち続けており、現在の株価は7,864円ですので時価約400万円です。加えて2013年4月~2024年10月の間に配当金は計466,500円(税前)支給されています。つまり離婚してから現在までの伊藤忠商事の500株のキャピタルゲイン340万円、インカムゲイン約47万円です(いずれも税前)。仮に離婚時に伊藤忠商事の株式を売却していたら上記の利益(含み益)得られなかったものなので、(もちろん今後伊藤忠商事の株価が暴落する可能性がゼロではありませんが)、離婚時に売却しなくて本当に良かったです。

私の場合はたまたま結婚しているときに購入した伊藤忠商事の株価が、離婚後に大きく上がったのですが、これが仮に離婚後に大きく株価が下がる銘柄だったとしても、離婚時に株式を売却するのはおすすめできません。なぜなら離婚時が売却に適切なタイミングである可能性は極めて低いからです。勿論もともと売却予定だった銘柄があり、偶然そのタイミングで離婚することになったので、財産分与もかねて売却するのはありです。そうではなく、離婚するという理由だけで株式を売却するのは、もったいないという話です。一旦離婚時に保有株式売却して、そのお金を分配して、離婚後にその株を買い戻せばよいのですが、おそらく多くの場合は離婚でぐったりしているので(人によってはすっきりしているかもしれませんが)、離婚時に売却した株式を買い戻す人は少ないのではないでしょうか。

万一離婚後に株価が下がる銘柄だったとしても、銘柄を選定した片方(段中嫁のどちらか)が保有し続ければ、自分が選定した銘柄なのだから、株価が下がったことに納得感があるでしょう。そのうちまた株価上がるかもしれませんし。逆に私の場合、離婚時に伊藤忠商事の株式売却していたら、私は今頃大きく後悔しています。。。

まとめ

現在婚姻関係にある方は、あまり想定はしたくないですが、万一将来離婚することになってしまったときに備えて、婚姻中に購入した株式は離婚時も売却せずに、銘柄選定した人が保有し続けると決めておくことをお勧めします。なぜなら離婚というとても疲れるイベント時に、冷静な判断をできる可能性は低く、また離婚時が株式売却に適切なタイミングである可能性はもっと低く、その後分配したお金でかつて保有していた銘柄を買い戻す気力がある可能性もさらに低いので、離婚時は銘柄選定した片方(旦那か嫁のいずれか)が株式をがっちり保有し続けることを、強くお勧めします(体験者語る)。

勿論離婚せずに夫婦円満で株をホールドし続けるのが一番良いですけどね!

環境投資家

3歳の息子と0歳の娘がいる40代男性です。
本ブログでは株式投資に関する自分の経験や読んだ書籍の内容を中心に書いています。
S&P500/オルカン へのインデックス投資と日本の高配当株への投資を行っています。現在投資信託約40百万円、日本の高配当株約40百万円運用中です。
株式投資にそこまで時間をかけられないけど、キャピタルゲイン(値上がり益)、インカムゲイン(配当利益)両方狙い、できるだけ早期に経済的自由に到達したいと考えています。

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