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株式投資にいくらまで使って良いのか
株式を投資をこれから始められる方、投資を始めて間もない方は、自分が持っている資金のうち、いくらまで株式投資(投資信託含む)にお金を使って良いか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そんな方々のために一つの考え方をご紹介したいと思います。
結論から言うと、以下のような分類です。
若い人(30代まで):保有資産の60-80%程度までを株式投資。残りは現金
中年(40代~50代):保有資産の40%~60%までを株式投資。残りは現金
60代以上:保有資産の20-40%までを株式投資。残りは現金
上記の範囲内で株式投資する上では事前にいくつかの準備が必要です。追ってご説明しますね。
家族信託のおやとこ自分の保有資産額を把握する
まず、株式投資を行う前に、自分の総資産の中の流動資産(すぐに現金化できるもの。現金、預貯金等)を把握することが重要です。これに基づいて、投資に充てる余裕資金を決定します。
余裕資金の範囲内で株式投資を行う
株式市場は短期的には変動が大きく、目減りする可能性もあるため、生活に必要な資金や緊急時の備え(6ヶ月程度の生活費に相当する現金)である生活防衛資金は確保した上で、残りの余裕資金の一部を投資に回すのが望ましいです。
年齢別株式投資額の目安
上記の生活防衛資金(6ヶ月程度の生活費)は確保した上で、余裕資金における年齢別投資額の目安としては、以下のような考え方があります:
若い人(30代以下):リスクを取ることができるため、株式投資の割合を比較的高く設定(例えば、資産の60~80%を株式に投資)。
中年期(40〜50代):リスク管理を意識し始め、株式のバランスを調整(例えば、資産の40~60%を株式に、残りを現金)。
60代以上:安定を重視するため、株式の割合を低くし、現金の割合を高く(例えば、資産の20〜40%を株式に)。
上記に加え、投資の目的(例えば、退職資金の蓄え、子供の教育資金、マイホーム購入資金など)によっても、どれだけの資産を株式に投資するかは異なります。長期的な目標がある場合は、株式の割合を高くしても良いですが、短期的な目標の場合やリスクを避けたい場合は、株式の割合を抑えたほうが無難です。
ちなみに私は現在40代半ばですが、保有資産の割合は株式(投資信託含む)約94%、現金約6%です。上記の目安と比べると株式投資の割合が大きすぎですが、これには以下のような理由があります。
・現金6%で半年以上の生活費(生活防衛資金)は確保できていること。
・さしあたって大きな出費の予定はないこと。
・仮に現金だけで足りない大きな出費が必要になった際には保有株式のうちどの株を売却するか算段がついていること。
・株式市場の暴落が起こった際は、むしろ買い時として目をつけている高配当株の購入や投資信託の購入をする準備ができていること。
つまり暴落が起こっても狼狽しないような準備ができていれば、上記の目安よりも株式投資の割合は高めにしても問題ないと考えています。
まとめ
いくらまで株式投資(投資信託含む)にお金を使って良いかは人それぞれですが、一つの考え方として①保有資産を把握し、②生活防衛資金(6か月程度の生活費)は確保した上で、③余裕資金のうち年齢別可能額は以下を目安にする。
若い人(30代まで):保有資産の60-80%程度までを株式投資。残りは現金
中年(40代~50代):保有資産の40%~60%までを株式投資。残りは現金
60代以上:保有資産の20-40%までを株式投資。残りは現金
ただし、生活防衛資金確保した上で、暴落に備えた心づもりがあれば、私のように上記の目安よりも株式投資の割を大きくするのもあり、ではないでしょうか(ただし投資は自己責任でお願いいたします)。
どこまで株式投資をして良いのか迷っている方の参考になれば幸いです!
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