マクロミルがTOBに!投資家向けに対処法含めて徹底解説

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マクロミル(証券コード:3878)の株式を持っている人、持ってないけど保有株式がTOB(公開買付)になった場合どうすればよいのか気になる人はこの記事を読んでください。きっと皆さんにとって最適な選択肢を取るヒントになるはずです。

マクロミルとはどんな企業?

まずマクロミルとはどんな会社か説明します。

株式会社マクロミル(Macromill, Inc.)は、主にマーケティングリサーチや消費者調査を提供する日本の企業です。2000年に設立され、東京都港区に本社を構えています。同社はオンラインリサーチを中心に、企業が市場や消費者のニーズを理解するためのサービスを幅広く提供しています。

主な事業内容

  1. オンラインリサーチ
    • インターネットを活用した消費者調査が主要な事業で、国内外の多くの企業にリサーチデータを提供しています。
    • 同社が開発した「QuickMill」や「AIRs」などの独自の調査ツールを使用して、迅速かつ効率的にデータ収集を行います。
  2. データ分析サービス
    • 消費者データの収集だけでなく、分析・活用支援も行っています。
    • デジタルデータや購買データを組み合わせた高度なマーケティングソリューションを提供。
  3. 海外事業
    • 世界的に市場調査を展開しており、特にアジア、ヨーロッパ、アメリカ市場においても活動しています。
  4. モバイルリサーチ・アプリリサーチ
    • スマートフォンアプリを活用した調査で、消費者のリアルタイムなインサイトを提供。

特徴

  • 技術革新
    マクロミルは、AIやデータサイエンスを活用して効率的なリサーチプロセスを実現しています。
  • グローバルネットワーク
    複数の国と地域で調査を展開しており、世界的なマーケティングリサーチ会社の一つです。
  • 多様な業界への対応
    消費財、金融、IT、ヘルスケア、エンターテインメントなど幅広い業界のニーズに対応しています。

主な顧客

マクロミルの顧客には、大手の製造業、広告代理店、コンサルティングファームなどが含まれ、企業のマーケティング活動を支える重要な役割を果たしています。

株価チャート

ここ5年のチャートでは2022年2月に1,265円をつけましたがその後は株価はやや下降線をたどり700円台から900円台で推移していました。その後2024年11月14日にTOBの発表があり、2024年11月26日の終値は1,203円です。

ちなみに私は2024年11月12日に815円で500株購入しました。TOB公表の2日前に株式を購入したのは偶然です(^^)/

TOBとは?

TOB (Takeover Bid:株式公開買付)は特定の企業の株式を市場外で一定の価格や期間で買い集める方法のことを指します。主に企業買収や資本提携を目的として行われるプロセスで、日本では金融商品取引法に基づいて規定されています。

TOBの仕組み

  1. 買付けの公表
    • 買収側(買付者)は、どの企業(ターゲット企業)の株式を何株、いくらで買い取るかを明示し、買付期間を設定します。マクロミルのTOBは、普通株式1株につき、1,150円です。
  2. 買付期間中の株式売却
    • 株式を持つ株主は、提示された条件に同意すれば、指定された期間中に株式を売却できます。
  3. 買付けの目的
    • 友好的TOB: 資本提携や経営統合など、相手企業の同意を得て行う。
    • 敵対的TOB: 相手企業の同意を得ずに行う買収で、企業防衛策が取られる場合もあります。
  4. 結果の公表
    • TOBの結果は公開され、目標株数に達した場合、買収や提携が進行します。

TOBの際に取る3つの選択肢

株式を保有する会社がTOBになったときに株主が取り得る選択肢は以下の3つです。

①TOBに応じる

買付企業の指定する証券会社に口座を開設し、株式を移管することで証券会社に保有する株式を買い取ってもらう方法です。マクロミルの場合は、みずほ証券もしくは楽天証券への移管が必要です。

②市場で売却

TOBが公示された後も引き続き上場していれば、TOBではなく証券会社に売却注文し、市場で売却可能です。TOBが公示されると、市場価格も買付価格に近付いていく傾向があります。
TOBは応募株数合計が買付予定数の上限を超えた場合は、一部しか買付してもらえない、または、TOB自体が失敗に終わると株価が急落する、といったこともあるので、TOBではなく市場で売却してしまうことも1つの方法です。

③そのまま保有

株式をそのまま保有し続けることも可能です。ただし、TOB完了後、上場廃止となる場合は、流動性が極めて低くなるため注意が必要です。
また、TOBが上場廃止を目的としている場合は、株式を現金と引き換えに強制的に手放さなければならないこともあります。

私はどうするか

私はどうするかというと②市場で売却予定です。マクロミルの公開買付期間は2024年11月15日から2024年12月26日までですので、12月26日までに売却ですね

②を選択する理由は以下の通りです。

・①のTOBに応じた場合は公開買付価格である1,150円で売却することになりますが、11月26日の終値は1,203円となっています。市場で売却するほうが高く売れるのに、公開買付価格で売却するメリットがないですね。

・③のそのまま保有の場合は、TOB期間を過ぎて上場廃止になった場合は、少数株主を排除するためにTOBの買付価格(マクロミルの場合1,150円)で強制的に株式の売却を求められる可能性が高いです(スクイーズアウトと呼ばれます)。

従って②の市場で売却、が最善の選択と考えています。

投資のコンシェルジュ
環境投資家

3歳の息子と0歳の娘がいる40代男性です。
本ブログでは株式投資に関する自分の経験や読んだ書籍の内容を中心に書いています。
S&P500/オルカン へのインデックス投資と日本の高配当株への投資を行っています。現在投資信託約40百万円、日本の高配当株約40百万円運用中です。
株式投資にそこまで時間をかけられないけど、キャピタルゲイン(値上がり益)、インカムゲイン(配当利益)両方狙い、できるだけ早期に経済的自由に到達したいと考えています。

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